microformatsの誤解

自分もそんなに詳しくないので 自分はmicroformatsの事はほとんど知らないし、この人達の主張も当該エントリしか読んでいないので、論点を 外しているかもしれないけれど。

rel="mysocialbookmark" でまとめるのと rel="hatenab", rel="del.icio.us" を分けるのとどっちがいいんでしょうか

だから hatenab でなく bookmark とかね

激しく要約すると、rel属性にリンク先の“意味”を設定するか、固有名詞(個体識別情報)を設定するかの違いかな。

おのひろき氏の文章によると前者の使い方が本来想定された使い方のようだし、既に仕様が決まりつつある物をオレ理論で振り回すのはどうかと思う。

しかし、microformats が固有名詞を設定出来ないとしたらメタデータの仕様としてはチト貧弱だと思うし、yohei氏のように考える人も少なからず出てくると思う。

例えば、「SNS」と言われてもどのSNSだかわからないし、「mixi」と言われても、mixiを知らない人には何のサービスだかわからない。「SNSmixi」という情報があって初めて成り立つメタデータもあるので、microformats がそういった使い方に対応出来ていないのなら、泣きながら対応してくれるのを待つか、もし既に個体識別用の仕様があるなら、それを提示する方が建設的な気がした。

はてなIDの Auto Discovery の仕様策定でも microformats が早々に候補から外れたのは、「bookmark」という定義は出来ても「hatena」という固有名詞が定義出来ないからじゃなかったかな。 (ちょっとあやふや)

いずれにしても、microformats で個体識別情報を標準化するとなったら、バッティングを防ぐために全世界規模の識別情報管理団体が必要になってくる訳で、“意味”の方で名前空間が作れるにしても、膨大な情報量を管理しなければならなくなるはず。これはいくら何でも現実的じゃないし、そんなコストはどっからも出てこないだろう。
それより、最初からURLなどで名前空間を定義する仕組みがあった方がいいのかも。って、なんかそれじゃ全然“micro”じゃないじゃん。


テキストデータにメタ情報を付けて情報の3次元化をする取り組みはいいと思うのだが、microformats 的なアプローチはそれだけで幸せになれるとは私は思えない。メタ情報の載せ方で言えば、CSSの方がより洗練されていると思う。って、microformats をよく知らない者が言う事じゃないか…。


8/17 追記
ブックマークコメントで「全然わかってない」と突っ込みを頂いたので、冒頭の不適切な表現を訂正。
「ある程度わかっている私はこう解釈した」ではなく「わかっていない私ですらこんなところに気付いた」というのがこのエントリのスタート地点だったのだが、自分で読み返してみてもまるでそうは伝わってこない表現をしていた。
失礼しました→読んだ方。

その道に詳しい人を捕まえて門外漢があーだこーだ言うのは失礼といえば失礼だと思うので、その点で憤慨している人には謝ります。すみません。

しかし、私は (少なくとも現時点では) microformats 自体にはあまり興味はないので、申し訳ないが、わかってから論じ直そうとは思わないので、あしからず。