敬語が5種類になった

asahi.compermalinkに年が入っていないので、1年後には同じpermalinkで別の内容になってしまう。なんとかして欲しいものだ。
仕方ないので1年後の自分のために転載。

■敬語の新しい5分類(「敬語の指針」から作成)

●尊敬語(相手側または第三者の行為・物事・状態などについて、その人物を立てて述べる)

〈行為〉いらっしゃる、おっしゃる、なさる、召し上がる、お使いになる、ご利用になる、読まれる、始められる、お導き、ご出席、(立てるべき人物からの)ご説明

〈物事〉お名前、ご住所、(立てるべき人物からの)お手紙

〈状態〉お忙しい、ご立派

●謙譲語1(自分側から相手側または第三者に向かう行為・物事などについて、その向かう先の人物を立てて述べる)

伺う、申し上げる、お目にかかる、差し上げる、お届けする、ご案内する、(立てるべき人物への)お手紙、ご説明

●謙譲語2(丁重語ともいう。自分側の行為・物事などを、話や文章の相手に対して丁重に述べる)

参る、申す、いたす、おる、拙著、小社

●丁寧語(話や文章の相手に対して丁寧に述べる)

です、ます、ございます

●美化語(物事を美化して述べる)

お酒、お料理

敬語が5種類もある必要はないと思うんだけど、仕方ないのかなぁ。言語があまり複雑になり過ぎると、文化の衰退を招くと思う。

つーか、「〜させて頂く」という表現が使われ過ぎだと思う。相手に許可を請うて行った事や、(相手の厚意で)本来不可能な事を行った事ならともかく、やってくれと頼まれてやった事でも「〜させて頂いた」というのはおかしい。
もしこれが「特に有り難く思っている訳ではないけど、とりあえず持ち上げておけば少なくとも非難される事は無いだろう」という心理に基づいているとしたら、それはむしろ相手を馬鹿にしているのではないか?