東芝EMIの新型CCCD

「CD-Rに自由にコピーできるiTMSに楽曲を提供しろ」ということと「CCCDは継続して販売しろ」というのはどちらも親会社であるEMIの意向らしく、一見矛盾するこれらの方針について東芝EMIに聞いてみても歯切れの悪い答えしか返ってこない

音楽を買う“お客”を3つの層に分けてみる。

  1. iTMSなどの音楽配信サービスでダウンロード購入する人
  2. CDを買って(あるいはレンタルして)PCリッピングする人
  3. パソコンなどを持っていなく、CDをCDとして聞く人

1の人は配信側でDRMを付加するので問題なし。
3の人はデジタルコピー出来ない(MDは音質が下がる)ので問題なし。
というわけで、2の人を対象にした対策なんだろうけど、利便性(や音質)をiTMSDRMと天秤にかけて同等かそれ以下に持ってく事が狙い(=暗にPC利用者のオンライン販売への移行を促している)なのではないかと思った。

レンタルCDで借りたCDからリッピングされるよりは、オンライン販売であっても個別に購入してもらった方が利益は多きいはず。

8/11 追記
東芝EMI音楽配信に積極的なのは本当らしい。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20086297,00.htm